この島は、なにかがおかしい……。
ムーミンパパは、灯台守になると言い出し、一家は小さな島へと移り住みます。ですが、島は生きているし、灯台はつかないし、なにひとつ、パパの思い通りにはいかなくて。

ムーミンパパは、一家のあるじとしてのプライドと責任から、海をわたり、小さな島であたらしい生活をはじめることを思いたちます。灯台もりのいない灯台に、岩だらけの島。慣れない土地での生活は、思っていた以上にきびしくて、ムーミンパパは大奮闘! いっぽう、ムーミント
ロールは、モランやうみうまと出会い、友だちになろうとするけど……?
森絵都先生の巻末エッセイ付き。

「ムーミンたちは、困難を乗りこえる名人なのです。どんな試験にさらされようと、たとえ一時的に自分を見うしなうことがあっても、彼らはちゃんと『自分のやりかた』をとりもどし、そこへ立ち返っていきます。自分が自分でありさえすれば、まわりがどんなに変わっても、それほど大きな問題ではないのかもしれませんね。」
森絵都(作家)/青い鳥文庫版解説より

❝さあ、あしたもまた長い、いい日でしょうよ。しかも、はじめからおわりまでおまえのものなのよ。」
ムーミンママ

作・絵:トーベ・ヤンソン
訳:小野寺 百合子
出版社:講談社
発売日:2014/7/11
価 格:740円(税別)