ムーミンパパはいないけど、もう待っていられない! 冬がくる前に家を建てようと、おさないムーミントロールとママは、おそろしい森や沼をぬけ、荒れ狂う海をわたり、お日さまの光あふれるあたたかい場所をめざします。
仲のよいムーミン一家にこんな過去があったなんて。スニフがまだ、名前をもたず、「小さな生きもの」だったころのお話。

本作『小さなトロールと大きな洪水』は、第二次世界大戦直後の混乱期に小冊子として出版され、長らく絶版となっていたものです。ムーミンシリーズとしてよく知られている8作が完結した21年めの1991年に、ようやく本として出版されました。つまり、書かれた時期でいえば、ムーミン童話シリーズの記念すべき第1作なのです。
そう思ってみれば、画家であったトーベ自身の手になるムーミンの挿し絵もどこか、ほかの本とはちがったものになっています。そんなことも楽しみながら、手にとってみてください。

序文

おもな登場人物
・ムーミントロール
・ムーミントロールのママ
・チューリッパ
・スニフ
・ニョロニョロ
・赤い髪の少年
・コウノトリ

小さなトロールと大きな洪水

文・絵:トーベ・ヤンソン
訳:冨原 眞弓
出版社:講談社
発売日:2011/9/15
価 格:448円(税別)