ヘムレンさん Hemulen

icon-quote-leftぼくが、かたづけをするってのは、ほかの人のものなんだ。どうやってとっておけばいいのかわからなくて、そして、自分ひとりで、うまくかたづけられない人が、けっこうおおいんだよicon-quote-right

講談社 講談社文庫『ムーミン谷の十一月』P.294

 

ムーミン谷に住むヘムル族は秩序の信奉者です。何かと指揮をとりたがり、みんながルール通りに従ってくれることを、常に期待しています。へムレンさんは、他人の意見に耳を傾けることが下手であり、全く冗談が通じません。

へムル族の多くは大のコレクター。いったん切手や草木を収集しはじめると、手間ひまかけて、完全にそれらが揃うまで没頭します。そして一つ完成すると、完成したコレクションには見向きもせず、またすぐに次に収集するものを探し始めます。

ヘムレンさんは、イライラしやすく、人を怖がらせてしまうことがあります。頑固で、そのくせ気弱。この気質が、いろいろな事件を引き起こします。また、この気質がへムル族の特徴ですが、ヘムレンさんひとりひとり、それぞれの個性も持ち合わせています。

スティンキーが、警官のヘムレンさんにちょっかいを出す様子は、みんなにとってちょっと愉快なことです。一方で、植物学者のヘムレンさんは、取り付かれたかのように植物収集に没頭します。ヘムル族は、ムーミン族より少しばかり体が大きいようです。

『小さなトロールと大きな洪水』にて初登場。