ムーミンママ Moominmamma

icon-quote-leftたまには変化も必要ですわ。わたしたちは、おたがいに、あまりにも、あたりまえのことをあたりまえと思いすぎるのじゃない?icon-quote-right

講談社 講談社文庫『ムーミンパパ海へいく』P.254

些細な事でくよくよ悩んだりしない、いつでも冷静で、落ち着いている、しっかりもののムーミンママ。ムーミン屋敷がいつも家族や友だち、お客さまにとって、安全で、愛に満ちあふれた場所であるのは、このムーミンママのおかげです。

ムーミンママはしつけられたとか強いられたとは決して感じさせないように家族を導くことができます。ムーミンママは、いつも皆の幸せを願い、皆のそれぞれ異なった個性を大切にしたいと思っています。もし他の誰かに、悪さをするようなものがいれば、そのときは注意しますが、人は自らの過ちから、おおくのことを学ぶものだと考えるムーミンママは、大抵のおふざけや、馬鹿馬鹿しい事件にも、騒ぐようなことはありません。

ムーミンママと一緒にいて、不幸せだと感じる人はいないでしょう。ムーミンママはだれにでも、手をさしのべたり、慰めたりしてくれるからです。そしてムーミンママは、秘密を必ず守りますので、ムーミン谷の住民は、ムーミンママをとても信頼しています。

ムーミン一家でいろいろなことがうまくいくのは、ムーミンママのおかげです。どんなに困難な状況であっても、暗闇にさす一本の光のように、ムーミンママは解決策を必ず見つけてくれるのです。『ムーミン谷の彗星』の中では、ムーミンパパが誤って食器を割ってしまった時、ムーミンママはこう言いました。「そんなの、われたほうがよろしいわ。とってもきたないおはちでしたもの。」 ムーミンママが自分の時間が欲しい時、そんなとき、ムーミンママは、貝殻ひろいに出かけたり、樹皮でボートを作ったりします。

しましまのエプロンと、ハンドバッグがムーミンママのトレードマークですが、そのハンドバッグの中には、緊急時に備えてたくさんのもの(乾いたくつ下、胃薬、キャンディーなど)が入っています。このハンドバッグを失くしたときには、まあ大変。ムーミンママの人生がまるでひっくり返ったかのよう。みんなも大騒ぎになります。そしてハンドバッグが見つかったときには、ムーミンママが皆さんへのお礼にと、盛大なパーティーをひらきました。