絵本雑誌「MOE」12月号でムーミン70周年特集!

風邪をひいているうちに、晩夏がすっかり晩秋の雰囲気になっていました。新金庫番です。でも、食いしん坊の新金庫番にとっては、食欲減退の夏から、いきなり冬グルメの本番がやってきた感じ。今シーズンは、カキさんや、ふぐさんを口に入れることができるのか?!紅葉を求めての小さい秋旅、または真冬のグルメ旅にでられる日を夢見て、まだまだ年内、がんばるぞう!そして、今週は、そんな年末に向けて、ムーミン出版70周年を総括するムーミン特集をご紹介します。ふと気づけば、今年もあと2ヶ月。え~っとびっくりなあなたも、この特集に掲載されたアーカイブを見れば、もっとびっくりして、鳴ってたお腹もとまっちゃうかもしれませんよん。保存版です~。
MOE1512honshi

白泉社から2015年11月2日発売予定の「月刊 MOE」12月号の特集「ムーミン 童話・絵本・コミックスのすべて」には、これまで、日本で出版されてきたムーミンのコミックスや小説、それに関わった人々の様々な情報や写真が掲載されています。順番に見ていくと、小学校のとき、図書館で読んだ装丁が懐かしかったり、最初の挿絵がトーベ・ヤンソンではなく、日本の著名画家だったことに驚いたりと、大忙しです。

またそれに加えて、現在、ムーミンの出版物やマグなどの、商品開発に関わっている人たちについても、写真と共に紹介されていて、彼らアーティストたちの、仕事をしている環境や、感性を伝えてくれています。フィンランドなどで、直接本人たちに取材しているから、生の情報がバシバシ出てきますよ~。
例えば過去の「ムーミン谷倉庫から」でもご紹介しましたが、徳間書店や、講談社から発売されている新しいムーミン絵本のイラストレーター、リーナ&サミ・カーラ夫妻の場合、お家でご家族(愛犬や愛猫含む。)と一緒に取材を受けている姿とともに、ヤンソンの絵本を描くにあたって、実際にトーベのイラストを真似て描いて見せたときのイラストなども掲載されているのですが、それが、またトーベ自身の習作にそっくりだったりして、トーベ・ヤンソン展の展示を思い出してしまいました。今後歴史として残っていくであろうできごとを、実際に誌面で確認している、マニアックな臨場感がありますねえ。

MOE1512honshi2
上の写真の右ページに掲載されているムーミン本ですが、日本で最初に翻訳・出版されたムーミンの小説が、どのように変化してきたかを読者に見ていただくため、出版元の講談社で現物を撮影させてもらったそうです。1945年にフィンランドで生まれたムーミンの本が、1964年に、アンデルセン賞受賞作品として、初めて日本で紹介され、その後どのように受け入れられてきたかをたどっていて、とても興味深い特集になっています。これを読めば、貴方もムーミン博士になれるかも。

そして、左側に置いてあるのは、毎年恒例となった「MOE」年末号の付録、「ムーミンダイアリー」です。
2016年バージョンは、やはり出版を記念して、コミックス第1巻の表紙がモチーフになりました。

「ムーミンダイアリー2016」の中身はこんな感じ。

MOE1512ふろくムーミンダイア
連載マンガが原語の英語で3コマ掲載されていて、さらに、その訳が脇についています。
使いやすいダイアリー部分や、メモ部分にも、ムーミンキャラクターがいっぱい。
そのうえ、本誌内でのキャラクター紹介同様、ここでも、講談社刊「ムーミンキャラクター図鑑」の翻訳者、高橋絵里香さんによる、キャラクター同士の関係性案内がついています。こんなダイアリーなら、来年の予定も、楽しくたてられるね、サウナ番ちゃん!!では、さらに、フィンランドやムーミンを深く知ることのできる来年のすてきな予定のご紹介をお願いしま~す!!

確かに、今年のダイアリーは中身も賑やかなんですねえ。キラキラお目目のミムラも可愛らしい。
おっとご挨拶が遅れました、サウナ番ですみなさんこんにちは。

さて、お次のご紹介は、この冬一番素敵なツアーのお知らせ。そう、今年も冬のムーミンツアー催行が決まったのです!
PEIKKO×フィンツアーで開催されるこの旅行、今回も冬のムーミンワールド訪問をはじめ、ファン垂涎のムーミンスポットをたっぷり詰め込んだスペシャルな8日間です。しかも、2~4日目はムーミン研究家として知られる森下圭子さんのご案内つき!今年もツアー概要を眺めているだけでワクワクが止まらない内容になってます。
fin_moomintour_201602-1
やっぱり目玉はムーミンワールド&ムーミン谷博物館でしょうか?冬の間は1週間(!)しかオープンしていないムーミンワールドですが、この短い時期をしっかり押さえてあるのはさすがです。また、ファンなら必ず訪れたいムーミン谷博物館への訪問も織り込まれています。保存状態の関係で門外不出になっている原画を見られる貴重なチャンス!
それから、今年初のプログラムとして、パペットシアターにてヴィールスシアター上演の「目に見えない子」の鑑賞が予定されています。

子供向けの人形劇として制作されているので、台詞の細かいところまではわからなくてもお話を楽しめそう。既に森下さんがブログで紹介されていますが、独特の美学が反映された舞台装置なども見ごたえがありそうですね。

そのほかにもオーロラハンティングにミルカママのファーム訪問、本場ムーミンショップ訪問などなど…とても書ききれません!フィンランドへ行くなら押さえておきたいスポットも完全網羅されているこのツアー、ムーミンや北欧にちょっと興味がある、という人から自他共に認めるディープなムーミンファンまで、どんな人でも素敵な思い出がたくさんできるはずですよ。
ツアー詳細は、下記よりご確認くださいね。
http://www.peikko-moomin.jp/info/?cat=7

まだ申込受付中ということですが、なにぶんご参加いただける人数には限りがありますので、ご覧になったときに申込が締め切られていたらご容赦くださいね。

ではでは、今週はここまで。皆さん、素敵な週末をお過ごしください。moi moi~!