劇場版ムーミン、公開まであとわずか!

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moi!みなさんお元気ですか?いよいよ2月で足が凍りそうに寒いですね。氷姫が来るのって今くらいなんじゃないかしら。それにしても節分が終わって立春を迎えたということは、暦の上では春ってことよね?昔の人はこの寒さのどのあたりに春っぽさを感じていたのかしら...春=寒いものだったのかな?そんなことを考えていたら、紅梅がほころび始めたのを見つけました。春はゆっくり、近づいているのでしょうね。氷姫はもう家に帰ったかもしれません。こんにちは、サウナ番です。

近づいているといえば、『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』の公開がいよいよあと1週間と迫って参りました!2月3日(火)には六本木でジャパンプレミアが開催されましたね。劇場版ムーミンの監督インタビューが催されたとのこと新金庫番が現地へ行ってます!どんな様子だったのか、ちょっと聞いてみましょう。もしも~し!

はいは~い、こちら、会場の新金庫番です~!プレミア会場となった六本木ヒルズTOHOシネマズでは、たくさんのテレビカメラ!そして、お母さんとお子さんたちは、幸せそうにポップコーンがのったトレイを持って席におさまっています~。あっ、うお~、ムーミンが出てきて、すごい拍手!!今回声優を務めたさまぁ~ずのお二人が、ムーミンの手を引いて舞台挨拶のため壇上につれてきてくれたのですが、ちょっと両脇の二人の歩く速度が早くて、遅れ気味なムーミンが心配な新金庫番です~。でも、みんなとってもいい雰囲気。日本のアニメで育ったというグザヴィエ監督は、さまぁ~ずさんたちを相手に、ほほを紅潮させながら、のり良くギャグを飛ばしていました。こんな素敵な映画を作ったのに、とってもかわいい人、という印象です。

監督はこの日、NTVの「ZIP!」や、 CXの「めざましテレビ」など、たくさんのインタビューを受けて大忙しだったのですが、実は先ほど、「バイヤー日記」のインタビューにも答えてくれたのです~!!以下、部分的になりますが、その内容をご紹介しましょう。

movie_2.jpg質問:「監督が、最初にムーミン・コミックスとであったのはいつですか?
グザヴィエ監督:「最初にムーミンに出会ったのは日本で、1990年の事でした。そのころ日本に来ると本屋さんに行って、アート本とか、日本のアニメ関係の本とか、その他にもいろんな関係の物を買って帰ってたんです。宮崎駿のストーリーボードとかがそのまま売ってたりしてすごかったんですけど、そんなとき、ムーミンの本に出会いました。それは映画の原作にもなった連載漫画ではなかったような、たぶんイラスト入りの本だったと思うんですけど。それがすごく素敵だな、人物像もキレイだなって思って、持って帰って調べてみたらムーミンだったんです。それがイギリスで出版されていることがわかって、イギリスの物を、子供用の物とか、ムーミン・コミックスとかを買って、でもフランス語に訳されてなかったので、英語の物を取り寄せて読んでました。」

質問:「今回のアニメでは、数年前にハミラ監督と、試作版を作って、フィンランドでソフィア・ヤンソンに見せたところ、じきに製作が決まったとお聞きしています。そこから完成するまでのあいだに、大きく設定が変わったりしたことはあったのでしょうか。
グザヴィエ監督:「大きな違いはないですね。細かい違いはあります。パイロットを作った時点でストーリーボードはできていましたし、物語もいれこんでいましたし、動きもありましたし、アニメの人物もできてたし、色もモノクロで、水平線を書き入れないっていうのもやってたし、色んなテクスチャーとかもでてたし。あと、大きいものでは、色の調整とかはやりましたけども、ムーミン自体の色って、トレーラーの時は、もう少し黄色掛かってたかなって思うんですけど、少し白っぽくしたりとか、人物の影を入れたとか、そういう芸術的な調整だけです。だから、そんなに大きくはかわってないですね。

質問:「オープニング・クレジットの間流れる、ムーミン谷の景色にスナフキンが登場するアニメがとても素敵ですね。観始めのそのシーンで、泣いてしまったというファンもいらっしゃるようですが、あの冒頭にはどのような意味をこめましたか。
グザヴィエ監督「あそこは、ムーミン谷を知らない人にムーミン谷を見ていただこうと思って作った画面なんですね。ムーミンの原作を見ても、ほとんどムーミン谷の画はないんですよ。だから背景の資料というものあまり無い中で、全部作り上げなくてはならなかったんです。ムーミン谷がどんな風なのかっていうのを全部作り上げて、人物像を歩かせて、ムーミンの家まで行かせなくちゃいけないと。でもムーミンの事は、まだ誰も知らないでしょっていう前提で始まっていますから、それでスナフキンに登場してもらったのです。スナフキンは割とみんなが知ってる登場人物だし、中立的な人物ですから。
また、あそこの画面では実は、映画全部に踏襲している非常に藝術的なこだわりっていうのがあって、色の感じをグラデーションにして、少しずつグラデーションが迫ってくるような感じを出しているんですね。それはほかの画面でもあるんですけれど、そこから始まっていて、一つの色を選んでいって、すっごく微妙な色合いでグラデーションしていくっていうのを最初の画面から使って、それでムーミン谷の雰囲気を作っています。

※泣いた方がいるという話に対しての反応
グザヴィエ監督フランスでも同じことが起こっています。たぶん感動してみんな泣いてるんですよね。音楽もきれいですし。珍しく、美しくって涙が出たって誰かが言ってたんですよ。だからフランス人もそう思うんですね。」

う~ん、いかがでしたか。監督のムーミン映画に対する思い入れや、方法などを教えていただき、ますます、公開が楽しみになりました~!!そして、映画は本当に、丁寧に創られていて素敵でした。90年のアニメ、「楽しいムーミン一家」でおなじみの声優のみなさんが大集合して、フィンランドのムーミン谷を楽しんでいる様子も伝わってきましたし。ムーミンの高山みなみさんと、フローレンのかないみかさんの会話もかわいい!
ぜひ、新しく作り出されたムーミンの世界を、ご自身の目で確かめ見てくださいね~!

では、サウナ番さん、倉庫にお返しします~!

すご~い!でも、そのほかにも、映画公開を目前にして、あちこちでムーミンの姿が出てきましたね!
プレミアの翌日は、インタビューを撮ってくださった、NTVの「ZIP!」や、 CXの「めざましテレビ」を始め、たくさんのテレビや新聞、ウェブでもニュースになっていましたが、ウェブ上には、まだこんなサイトで取り上げられていますよん。
シネマトゥディシネマカフェ映画.com毎日新聞デジタルなど、そのほかにもたくさんありますので、探してみてくださいね。

おっと、あらゆる情報が集約された『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』公式サイトのほかに、「劇場版ムーミン公式Facebook」ページもオープンしました~。ご覧あれです~。

映画だけでなく記事を書いてくれてくださった新聞・雑誌もあって、1月31日発売のスポーツ報知の特集記事は、今なお、幅広い層の方に愛されているムーミンの魅力に迫っています。2月1日発売の東京新聞では、ムーミンのグッズ&ショップなどの幅広い展開について紹介しており、さらに、劇場版のハンナ・ヘミラ監督インタビューもありました。
tokyosginbun_1.jpg写真は東京新聞です。充実した内容なのが紙面からも伝わってきますね~。並んだぬいぐるみたちがキュートです。

続いては2月3日発売のMOE 2015年3月号。15ページにわたって特集が組まれています~。
MOE_March2015_1.jpg水色の表紙が目印です!劇場版のキャラクター紹介をはじめ、劇場版の原作にあたる、「ムーミン・コミックス」のエピソードがどの部分かもページ下に掲載。各エピソードやキャラクターがコミックスではどんな風に登場するのかを見比べてみるのも楽しいですよ~!意外なほど色んなお話からエッセンスを取り入れて作られているのがわかります。我こそは!というムーミンマニアは、紹介エピソードを見て答え合わせをしてみても面白いかも??
また、アートな腕時計、スマート・キャンバスの新作、ムーミンママバージョンも紹介されています。ムーミンママのテーマカラーはピンク色!ママが作ってくれるジャムやベリーのジュースみたいなあったかい色が、春の装いにぴったり。また、雑誌についている「ブックインブック」ではフローレンをイメージしたシロップ.のお洋服特集もされてますよ~!お洒落は季節感!春に向けてふわふわキラキラのお洋服をチェックしなきゃです。最新グッズ&ブックスの紹介ページには爽やかな色でまとめられたテキスタイルのバッグや、かわゆいグッズたちが沢山紹介されてますよん。春が待ちきれないせっかちさんは書店へGO!
月刊MOE 発売日:2015年2月3日(火)、サイズ:幅225x縦300mm、106ページ / 価格:860円(税込)
発行:白泉社

2月4日発売のTVBros.でも『ムーミンに会いにいこう』というタイトルで5ページのオールカラー特集が組まれています!
TVBros_2.jpg忌野清志郎さんがインパクト大の表紙が目印ですよ~。
TVBros_1.jpgキャラクター相関図やイラストレーター・五月女ケイ子さんとお嬢さんの親子試写会、ムーミン&トーベの基礎知識をおさらいする解説などなど、濃密な構成が光ります。漫才ばりの楽しいグッズ&ショップ紹介含め、隅々まで情報の詰まった特集は、初心者からマニアまで全ての人に押さえてほしい!
TVBros. 2月7日号 サイズ:206mm×269mm 98ページ / 260円(税込)
発行:東京ニュース通信社

それからちょっとマニアックな情報として、北欧の人気ブランドイヴァナヘルシンキがムーミンとコラボレーションした作品があるのはご存知でしたか?こちらの「北欧フィンランド クリエイターたちの暮らしとデザイン」に作品の一部が掲載されています。アラビアマグのデザインをしていたトーベ・ヤンソンも、北欧クリエイターとして紹介されています。
findesign_1.jpgfindesign_2.jpg作品の背景に触れることをテーマにクリエイターの暮らしを紹介するという内容は、鮮やかな色彩や美しい柄であふれ、眺めているだけで心が躍ります。パイインターナショナルらしい美しい誌面は、かわいいもの・きれいなものラブな方には堪らない内容ですよね。インテリアのアドバイスも載っているので、自分のおうちに北欧の風を入れることもできるかも。

サイズ:B5版 / 144ページ / ISBN:978-4-7562-4594-6 C0070 / 1,944円(税込)
発売元:パイ インターナショナル

さらにテレビ東京「一夜づけ」では2月7日(土)から数日間、劇場版ムーミンの解説が始まります!日によって放送時間に若干の違いがあるようなので、ぜひ公式サイトにてチェックしてみてくださいね!また、放送予定は変更になる場合がありますので、ご了承ください。
どんな風に紹介されるのか、今から楽しみです~。

さて、ここでもう一つお知らせです。新作アニメの向うをはって、2月6日「劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション」のDVDがJVCケンウッド・ビクターエンタテイメントより発売です。
puppet_1.jpg通常版と数量限定版の2バージョン。通常版は写真の一番右、黄緑が映えるパッケージです。数量限定版はムーミン谷の植物柄がきれいなキャラメルボックス(写真、左から二番目)に入っています。さらにその中にはオリジナルグラス2つ(柄は、ムーミンとスナフキンが焚き火をしているシーンと、たたずむムーミンの2種類。)劇中でスニフが「赤いレモン水」を飲むシーンをイメージして作られたグラスだそうで、写真奥一番左の箱に封入されています。
音声は日本語・英語・スウェーデン語・フィンランド語を収録、日本語字幕つき。日本語版の声の出演は、テレビアニメでおなじみの高山みなみさんや
子安武人さんたちが担当されています。特典映像としてビョークの歌う主題歌ムーミン版ミュージックビデオも収録されていますよ。

再度、新金庫番です。オリジナルは、昔、ポーランドで製作されたテレビ放映用の名作パペットアニメーションで、(テレビ用の作品の一部を、松たか子さんと段田安則さんが吹替えした素敵なシリーズが、NHKエンタープライズからDVD販売されているのは、みなさんご存知ですよね。)。こちらは、テレビ放映用短編として作られたものを、「ムーミン谷の彗星」のエピソードで長編としてまとめ、デジタルリマスターしたものです!製作当時、もちろんフィンランドでは上映されたのですが、日本には入って来ませんでした。これは2作目で、同様につくられた劇場版長編作の第一作としては、2008年に、「劇場版 ムーミン パペット・アニメーション ムーミン谷の夏まつり」が劇場上映、DVD化されました。
今回の「劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション」も、なんと!2015年2月28日(土)からシネ・リーブル池袋シネ・リーブル梅田で、上映が予定されています。夏くらいまで、少しづつ、各地でも上映があるようですので、楽しみですね!
「劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション」DVD
通常版:75分 / 3,780円(税込)
数量限定版:5,378円(税込)

では、これにて、今週はばはは~い、で、また来週です~!