2010-03-26号外
フィンランド出張報告その3です。ごめんなさい!!すぐ翌週に続きを書くといいながら3週間もかかってしまいました。ペイッコのブログのフィンランドツアーの報告が遅いなんて書いておきながら...すいません!それから今回も長くなったので、いつものバイヤー日記の前にアップします。バイヤー日記は後ほど電話番がアップしてくれるはずなので、ちょっとお待ち下さいね。
さて、今回のフィンランド出張が決まって一番の心配ごとは寒さ。寒いのが大の苦手の倉庫番なのに、2月に行くよ?とフィンランドの関係者に連絡したら、誰もが「雪がすごい」とか「すごく寒い」とか脅しのような返事をくれるものだから、さらに心配になってしまいまいた。
到着初日。ヘルシンキで飛行機を乗り換えてロバニエミ。さらにそこから車で1時間。北極圏にある宿に到着してみたら気温はマイナス5度。ここが今回の宿泊先Visatupa。
真っ暗で分かりませんね。宿泊したのはここ。昼間はこんな感じ。↓
予想したほどの寒さではなくて拍子抜け。スノーシューウォーキングなんてやったら汗まみれ。見渡す限りの雪の中を歩くのは最高。木陰にトナカイが見えたり。
でも、ヘルシンキに戻ってからが大変。連日どんどん寒くなってきて帰国前日はヘルシンキ在住の森下さんがこんな寒いのは珍しいというくらいの寒さ。
ほらすっごい寒そうでしょ。
温度計を見たらマイナス25度。証拠写真はこれ。正確には26度くらいかな...。
この気温で、雪が降ってて風がびゅーびゅー。この中でフィンランド在住の森下圭子さん、ペイッコのきのこ店長と3人でトーベさんの夜のお墓参り。なんで夜?肝試し?なんてことはなくて、きのこ店長のリクエストで雪玉ランプ作ったんですね。さらに森下さんがだったらトーベさんのお墓のお供えにしようと。
雪玉ランプはこれです。
さて、ここで難問。氷点下になると雪ってまるど粉のようになって固まらないんです。頭のいい私たちは雪を固めるためにペットボトルの水を用意してトーベさんのお墓に到着。
雪に水をかけてぎゅっぎゅっと雪玉作成。ところが今度は雪玉どうしがくっつかない。積み上げても積み上げてもころがってしまう。そうこうする内に水がなくなり雪玉さえも作れない。トーベさんのお墓の前で途方にくれるバカもの3名。(森下さん、きのこ店長ごめんなさい)。雪玉どうしをくっつけるために、べろべろとなめてみたり、すでに固まってる雪を見つけてきて削ってみたりで、なんとか手前から見たらそれっぽく見えるようになって、ろうそくに点火。
どうでしょう?それっぽく見えますか?
ご先祖さまを連れてきたきのこ店長にかわってご先祖さまも撮影。
よく分かりませんね。ははは。
気がついたらお墓に到着してから1時間。氷点下25度の中で1時間も奮闘していたのでした。さすがに凍えてしまった私たちが向かったのは、フィンランドでもお店が増えてきたお寿司屋さん。どうしてもっと暖かい食事にしなかったんでしょう。未だに謎です。
これで、寒いのが苦手な私が二度と行きたくないと思ったかと言えばそんなことはなく、冬のフィンランドもなかなか楽しいぞと、帰国してから吹聴してるくらい気に入ってしまいました。ちゃんと防寒していれば凍えることなんてないし、家の中は全体をちゃんと暖房していて日本にいるときよりも暖かいくらいだし。冬のフィンランドも最高!
最後に今回の防寒対策をご説明。これだけあればマイナス25度でも大丈夫だったよという装備です。靴は雪道でもOKな防寒ブーツ。これにウールの厚いソックス。下はタイツの上にジーンズとかコーデュロイのパンツ。さらにムーミンワールドに5時間なんてことになったらオーバーパンツを持っていったほうが快適。スキーパンツみたいなのがあればOKです。倉庫番はネットで2500円くらいで購入して持っていきました。上は最近どこでも買えるようになった防寒下着を着用してその上に厚手のシャツ、薄手のフリース、ダウンジャケット、さらにパーカー。これははっきり言ってやりすぎで暑いくらいでした。必須なのは厚手の手袋、マフラーと帽子。これがないと手と顔がしもやけになります。
いつもこんな格好をしてたわけではなく、ヘルシンキ市内で外にいる時間が短いときは、ブーツの代わりに底の厚い革靴にして、上下とも東京の冬の身支度でOK。でも、手袋、マフラー、帽子はやっぱり大事。ちょっとの距離だからと帽子をかぶらないでいたらしっかり耳がしもやけになっていました。
真冬のフィンランドも楽しそうと思った方々は是非トライしてみて下さいね。でも、そろろそフィンランドも春。日の長い夏のフィンランドも最高です。なんと、ムーミンショップのペイッコが企画した夏のツアーが募集中ですって。あと数名で締め切っちゃうそうなので、興味がある人はお早めに!と、きのこ店長をバカもの呼ばわりしたお詫びの宣伝でした。
それから雪玉ランプとお寿司の写真は森下さんにお借りしました。ありがとうございます。
さて、出張報告はこれでおしまい。写真はもっとたくさあるので機会があったらご紹介します。では、またお会いしましょう。