ムーミンバレーパークのみどころ~レットゥラ ラウンジ編~
ムーミンバレーパークのちょっとした豆知識を、パークのスタッフが紹介するシリーズ「ムーミンバレーパークのみどころ」。
今回は、自然あふれる宮沢湖をのんびり眺めながらお食事が楽しめる「レットゥラ ラウンジ」をご紹介します。
冒険のはじまり
レットゥラ ラウンジは、「はじまりの入り江」エリアにあるレストラン。
入り口に描かれたアートで背中を向けているのは、皆さんが最初に思い浮かべる、あのムーミントロールではなく、ムーミンパパ(の若いころ)。
ムーミンの原作小説『ムーミンパパの思い出』にて、「ムーミンみなし子ホーム」で育ったムーミンパパが、大きな使命を感じ、ホームをたったひとりで抜け出し、森の中で朝を迎えるシーンです。
(もっと詳しくムーミンパパの冒険譚を知りたいかたは、ムーミンの原作小説『ムーミンパパの思い出』を読んでみてくださいね!)
「はじまりの入り江」エリアは、ムーミンバレーパークを訪れたゲストのみなさんに、これからはじまる冒険のワクワクを感じていただけるようにつくられているため、ここでは、ムーミンパパの新しい人生のはじまりを象徴するアートを使用しています。
「レットゥラ ラウンジ」は、ムーミンパパの冒険心がつまった場所。
ムーミンパパと同じような気持ちで、みなさん自身のこれからはじまる冒険や、冒険の途中の腹ごしらえをするようなワクワクする場所が「レットゥラ ラウンジ」です。
もちろん、帰りにちょっと寄り道するのも、テイクアウトして食べ歩きするのも大歓迎です!
Lettula(レットゥラ)
そもそも、お店の名前の「Lettula」とは、フィンランド特有の薄いパンケーキ「lettu」(レットゥ)からで、「レットゥラ」は、フィンランド語で「レットゥの場所」という意味になります。
※ムーミンパパが森の中で出会った、はりねずみの奥さんの看板
ムーミンたちの大好物で、物語の中でもよく「レットゥ」を作っているシーンが登場するため、ムーミンバレーパークにもこのようなコンセプトのレストランをつくりました。
ちなみに「レットゥ」は、日本で一般的なふわふわの「パンケーキ」とはちょっと違い、クレープに近いような薄めの生地で、フライパンで作るものが多いです。
フィンランドでは、この「レットゥ」を何枚も焼いて、ベリーのソースやジャムに、クリームを添えて食べるのが一般的。
風を感じる開放的な空間
※日が暮れた後は、昼間の明るい空間とはまた違った表情に
では、「レットゥラ ラウンジ」の店内をご紹介していきます。
頭上を飛んだり、店内の壁面に描かれた、自由にはばたく鳥たちや森の生きものたちに導かれるように足を進めていくと、ムーミンパパが自由を得て、森の中ではじめて感じた風や解放感を追体験いただけるような、自然の木を利用した素材でつくられたレストランの建物と、広々とした天井の高い開放的な空間が広がります。
目線をあげると天井には、ニョロニョロやムーミン屋敷のかたちを再現したフィンランドの伝統的な装飾「ヒンメリ」が、風を感じるモチーフとして飾られています。
ライ麦の茎を使って作られた幾何学模様のヒンメリが自然光を集め輝く姿は、別名「光のモビール」と呼ばれ、豊作や幸せを呼ぶ力があるんだとか。
それぞれの楽しみかた
最後に、「レットゥラ ラウンジ」のスタッフに聞いたおすすめポイントをいくつかご紹介します。
※フォトスポットとして人気な一角。扉の奥は、特別なときにだけ開く個室空間「森の隠れ家」
まずひとつ目は、こちら。
スタッフのアイディアで、ムーミンたちを身近に感じていただけるよう、各テーブルにはぬいぐるみやポストカードが置かれるようになりました。
お気に入りのキャラクターの席に座ったり、毎回違う席に座ってみたり、一緒にお食事タイムを過ごして気に入った商品は、パーク内のショップで見つけることができるかもしれません。
(一部取り扱い終了または完売の商品もございます。)
そしてもうひとつは、テラス席。
湖を一望でき、ワンちゃんとも一緒にお食事ができるテラス席は、春と秋には心地よい風が吹き抜ける「レットゥラ ラウンジ」の特等席です。
ムーミンバレーパークや、隣接するメッツァビレッジで年間を通して定期的に開催される打ち上げ花火を見るにも絶好のポイント!
お気に入りの席をみつけて、湖やヒンメリ、そして時には花火を眺めながら、ムーミンたちと一緒に幸せをチャージして、冒険をはじめてみるのはいかがでしょうか。
Fin.
NEXT THEME:ムーミン谷の音声ガイド
施設紹介からすこし離れて、番外編。2024年11月から新導入された「ムーミン谷の音声ガイド~ムーミンと冒険さんぽ~」の楽しみ方を詳しくご紹介・・・
※続きは、近日公開予定です。