
世界のムーミンイベント Vol. 4
みなさんもご存じの通り、今年2014年はムーミンの生みの親トーベ・ヤンソン生誕100周年のミレニアムイヤー。
トーベの故郷フィンランドはもちろん、世界中で人気沸騰中のムーミン ♪
世界各地で行われているムーミン関連イベントの様子を、少しずつご紹介していくコーナーです。
日本とはまた違ったムーミンの世界観をお楽しみください!
今回は10/23 (木) から開催されるトーベ・ヤンソン展に先駆け、フィンランド国立アテネウム美術館で開催された、本展の様子を。
日本では人気アニメーションムーミンの作家として知られるトーベ・ヤンソンだが、本展では画家としてのトーベを再評価するという側面もある。
トーベ・ヤンソンによる絵画やスケッチ、風刺漫画、ムーミンのコマ割り漫画、イラストなど、幅広いコレクションを展示。
15歳から手掛けていた、風刺雑誌『ガルム』。
十代の若さで『ガルム』誌の常連画家となったトーベは、1953年に『ガルム』誌が廃刊になるまで24年間にわたり、500点余りの挿絵と100点余りの表紙絵を描いている。
トーベの作品を通しその当時の時代背景や、トーベ自身の心境の変化が感じられるのも興味深い。
こちらはおなじみ、Tove100 のJubileeマグの原画。
トーベ自身の作品だけでなく、トーベの母、ハムが作ったという花冠の展示なども。
会場には、ムーミン物語の挿絵以外にも、ムーミン谷のキャラクターたちの冒険やストーリーが生き生きと表現されている、20ほどの立体模型もあった。
さらには家族の写真、手紙なども多数展示。
過去には公開されたことのない個人所蔵の貴重な作品もあり、まさに過去最大級のトーベ・ヤンソン展と呼ぶにふさわしい。
“初期のころから晩年までトーベのアートワークのすべてを見てもらえるような展示会にしたかった。”
と本展への思いを語ったのは、キュレーターを務め、トーベ・ヤンソン評伝の作者としても知られるトゥーラ・カルヤライネン氏。
同氏は、10/23(木)から横浜・そごう美術館を皮切りに各地で開催されるトーベ・ヤンソン展に合わせて来日、10/24(金)には東京都の日比谷図書文化館で トーべ・ヤンソンの新たな魅力を語る講演も行う予定だ。
『トーベ・ヤンソン展 スケジュール』
2014年
10月23日- 11月30日 そごう美術館、神奈川県横浜市
12月13日 -2015年2月15日 北海道立帯広美術館
2015年
2月28日- 5月6日 新潟県立万代島美術館
5月23日- 7月 5日 北九州市立美術館 分館、福岡県
7月25日- 9月27日 あべのハルカス美術館、大阪
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