
【 ムーミンコミックスの意外な楽しみ方 】
1954年に英国のイブニング・ニュース紙で連載がスタートし、瞬く間に世界中の人気者となったムーミン。
日本でも大人気の「ムーミン・コミックス」ですが、本日は ちょっと変わったコミックスの楽しみ方をご紹介します♪
[Moomin and the Brigands 1954-1955 Tove Jansson]
さて、皆さんは「ムーミン・コミックス」のコマ同士の境界線をじっくりご覧になったことがおありでしょうか?
作品の多くは皆さんにおなじみの 一般的な直線かと思いますが、しばしば変わったコマ割りの手法が見られるのです。
[Moomin and the Comet 1958 Tove & Lars Jansson]
こちらは電気コードが境界に使われている作品。
お花や魚の骨なんてものも!
[Moomin and the Comet 1958 Tove & Lars Jansson]
[Moomin´s lamp 1960 Lars Jansson]
これらのコマ割りの仕掛けは見ていて楽しいだけでなく、読者にコマからコマへの以降をより自然に、スムーズに促してくれます。
トーベは コミックスの世界においてもこういった芸術的仕掛けの先駆者だったようです。
コミックスのコマ割りという、細かなところにもトーベとラルス (* トーベの弟であり、コミックのもう一人の著者)の遊び心がしのばせてあると分かると コミックを読む楽しみがまた増えそうです ♪