リトルミイの得意技は?【ムーミンクイズ】

3(ミ)月1(イ)日から1週間ほど過ぎましたが、3(ミ)月はまだまだ続きます!

さて、今回はいつだって自由なリトルミイにまつわるムーミンクイズ。リトルミイの得意技といえばなんでしょうか?

 

自己紹介代わりに?

その技はムーミン・コミックス家をたてよう」の初登場シーンで早速繰り出されます。

おおぜいのきょうだいたちムーミンやしきにやってきたリトルミイ。ムーミントロールのベッドに潜り込んで、その足にガブリ! 「わたしはリトルミイ 噛みたいから噛むだけ!」と言い放ちます。

子どもたちが大騒ぎしても、母親のミムラ(ママミムラ/ミムラ夫人)は「夏至祭まで滞在します」と涼しい顔。ムーミン80周年のテーマ“The door is always open”=来るもの拒まずのムーミン一家とはいえ、振りまわされて大弱りです。そこで、まだ寒い時期なのに「きょうは夏至祭」と言い張って、たき火に点火! 

それを見たお隣のフィリフヨンカは大火事だと勘違い、消防団を呼んでしまいました。水をかぶったリトルミイは消防団員の足に得意の噛みつきをお見舞いします。
ムーミンパパは「早く逃げたほうがいい」と言いくるめ、ミムラ一家にお引き取りいただくことに成功ました。

このエピソードではほかにも、フェアのアートやグッズに使われているキュートなリトルミイの姿をたくさん見つけることができます。ぜひページをめくって探してみてくださいね。

 

ライオンの足に噛みついた理由は?

そっくりな場面が小説『ムーミン谷の夏まつり』の挿絵にもあります。
噛みついているのはライオンの後ろ足!

実は本物のライオンではなく、前足と後ろ足に一匹ずつビーバーが入ったお芝居のための作りものでした。そうとは知らず、ミムラねえさんが危機一髪だと思い、助けたい一心で噛みついたのです。

 

歯には歯を?

小説『ムーミン谷の冬』で、リトルミイ(小説ではちびのミイ)はミムラねえさんと暖かい箱のなかで冬眠をしていました。ところが、ふとんを探していた子りすが迷い込み、ふわふわした詰めものを小さな歯で引っぱり出し始めたのです。起こされて怒った何者かが足に噛みつこうとする気配を感じた子りすはさっと箱から飛び出しました。

この作品では、初めての冬に果敢に挑み、楽しみ尽くそうとするリトルミイの姿が生き生きと描かれています。

 

言葉も行動もパワフルなリトルミイ

リトルミイは印象的な名言の数々でも大人気。本当は言っていない偽名言まで出回っているほどです(詳しくはブログ「ちびのミイが言っていないのはどれ?」をどうぞ)。リトルミイについてもっと知りたい方には『ムーミン谷の名言シリーズ②ちびのミイのことば』『日めくり リトルミイの毎日のことば』がおすすめです。

心に響く鋭い言葉をズバッと発するだけでなく、目的のためなら、噛みついたり、メガネを奪い取ったりという実力行使も。でも、自分の心のままに動いているようでいて、誰かのために行動しているケースもときにはあるのです。

季節を問わず使えるグッズや開催中のキャンペーンについては、リトルミイフェアのタグから探してみてくださいね。

 

文/萩原まみ(text by Mami Hagiwara